あの時末っ子は小3でした。学校の眼下健診で、引っかかったのです。検査の結果は弱視。

ドクターいわく「発見が遅かった。前途多難ですね」だって!

そんなぁ。今までの健診では、毎回「正常」と言われてきたのに!楽天家の娘も、ドクターの最後通告にショボン…。

将来について考える時、とにかく「何とかなりそう」って強気になる時と、「多分駄目だよ」なんて、やたら弱気になる時、ありませんか?自分の心は一つなのに、どうしてこうも違ってくるのか、不思議ですよね。

思考の奥を探ってみると、前向きな気分の時には、かつての成功体験を、逆にどん底の気分の時には過去の失敗や嫌な思い出を思い出しているのだそうです。

 

そこで、娘に聞きました。

母「ねぇ、どうなりたい?」

娘「目がちゃんと見えるようになりたい」

母「そうだよねぇ…。あのさ、これまでに自分が○○になりたいって思って、その通りになったこと

はある?」

娘「…うん、あるよ。リレーの選手になったでしょ。漢字テストで10点満点取ったでしょ…」

母「おお!スゴイ!ということは、ナイチャは、自分がやりたいって思ったことは、叶えられる子なんだね!」

それを聞いて、娘の顔はニコニコに!

ルンルン気分にスイッチが入ったらしく、その後、治療用の眼鏡は娘のご自慢になりました。

回復も目覚しく、今度はドクターもにっこり!

 

これってチチンプイプイに似てませんか?上級編ってところでしょうか。悲しいことや辛いことがあると、

自分のいま置かれている状況だけに意識がいってしまい、悪い状態がいつまでも続くと思いがち。

そんなとき、どんなささいなことでも、過去に何かを乗り越えた経験を思い出させてくれる身近

な人の一言があったら、こうしてちゃんとプラス思考を取り戻せるのだと実感しました。いやはや、

チチンプイプイ効果ってあなどれない。たまには母も、誰かにチチンプイプイしてもらいたいなぁ。