「子育てのために、逗子・葉山に引っ越しを考えてるんだけど」

最近増えている、そういう相談へのひとつの回答として、今日は、長女が通っている「かぐのみ幼稚園」を(勝手に!)軽く紹介しようと思います。「海山時間」がたっぷりある、めちゃくちゃに素敵な幼稚園ですから。

 

かぐのみ幼稚園

〒249-0004 神奈川県逗子市沼間4-1-1 TEL:046-871-6258  FAX:046-871-6386

 

 

かぐのみ幼稚園は、もともと戦後すぐにお寺さんが地域の子どもたちを集め、まさに「寺子屋」としてはじめた幼稚園だそうです。

森と畑があり、ヤギや鶏がいて、つねにたーくさんの虫を飼っています。園の軒下には「泥団子基地」があって、泥団子をつくるのがプロ級なかぐのみの子どもたちを、テレビ局が取材しに来たこともあります。海歩き、山歩きイベントもあり、夏にはお泊りキャンプも。まさに、逗子の自然と一緒に子どもが育つような園なのです。

 

  

今日は、年に一度の「なかよし祭り」でした。年長さんの子どもたちがつくった劇「みどりのこうま」のほか、自分たちの畑でたねいもから植えたものを収穫したじゃがいもをふかして「じゃがいもやさん」の出店、森から切り出した竹をつかった「竹のゲーム屋さん」もありました。ごっこあそびでない「本物」を「自分たちで」つくるのが素敵です。年中さん、年少さんは年長さんたちの出店にあこがれつつ楽しみつつ、手作りおみこしで参加していました。

   

 

   

先生たちが子どもと一緒になって、本気で遊んでくれるのが素晴らしいです。男の先生も何人もいて、砂場遊びだって、大人の本気シャベルでザックザックと大胆に掘っていきます。砂場の山に子どもがくぐれるほどのトンネルができることもあり、子どもが「川、つくろう!」と言えば、先生たちは「水道代は教育費だ」と苦笑いしながら、ジャブジャブと水を流し込みます。動物の世話をしている子も、泥団子のプロの子も、子どもたちはそれぞれに、とてもいい顔で遊んでいます。

   

たくさん飼っている虫たちの中でも、今子どもたちの間でハイライトになっているのは、まゆをつくりはじめたカイコたち(写真左)!イモムシのときから毎日せっせと桑の葉をやり、週末は年長さんが順に家に持ち帰って大切に育てているカイコは、先週くらいからまゆをつくりはじめました。このあと、絹糸をとるためにカイコにどんな運命が待ち受けているか、子どもたちはまだ知らないのですが・・・。何事も、経験ですね。

とにかく、今、日本でいちばんの環境問題は子どもたちの遊び場がなくなっていることなんじゃないかと思う私には、のびのびとドロンコや自然とのふれあいを楽しませてもらえるこの園、本当に理想で、おすすめです!

 

春から通い始めた「かぐのみ幼稚園」で娘がのびのびと育ってくれることも楽しみだけれど、実は、自分の親としての育ちも、同じくらい楽しみです。園バスを待つ時間に近所のママ友とおしゃべりしたりするのとか、楽しいだけでなく、とても大事な仕事、なんですよね。徒歩圏内に住む家族同士、地域でお互いの子どもを育てあうための信頼醸成をする時間。それはめぐりめぐって、地域そのものを育てることにもつながる時間だと思います。実際、かぐのみには、「お父さんと山歩き」の日があったり、お母さんたちが「ハーブ部」を結成して菜園を運営していたり、参加型の活動で親が育つ時間も十分にあります。卒園後、かぐのみの保護者から地域のPTA会長が生まれたり、新米ママたちのために自主保育 をはじめる人が現れたり・・

大人の仕事には、生きていくために必要な「稼ぎ」と、地域をよりよくするための「勤め」があると思います。賃金労働とは別に、その地域に住む人が自分の役割として決めて、携わる仕事があるって素敵です。でも、いま「勤め」と言われても、すぐに自分に何ができるかなんてわからない。幼稚園を通して、楽しみながら地域を育てる、責任ある大人たちがたくさん育つって、なんて心地いいんだろうと思います。

幼稚園から、そして「海山時間」から、これまでは知ることができなかった「地域」という新しい世界がまた開けそうで、とてもワクワクしています。これからもどうぞよろしくお願いします。