台風が過ぎてすっかり秋らしくなったものの、まだまだ日中は暑さ厳しいですね。
季節の変わり目は身体がその変化についていけなくて、夏の疲れも感じる頃です。
そこで今回のレポートは夏の疲れのメンテナンス第2弾
逗子小坪の自然療法フットケアサロン「イチゴイチエ」の西村禎子(にしむらさちこ)さんをお訪ねしてお話を伺いました。
西村さんは現在は4児の母でいらっしゃいますが、元々は看護師さん。
看護師として総合病院から在宅医療、幼稚園勤務まで経験されたということです。
在宅医療の経験などから予防の大切さを実感され、「自分の足で歩けるからだ」でいることがどんなに幸せか気づいたそうです。そしてできるだけ長く自分の足で歩くことができる人生をサポートしたいと思うようになったとおっしゃっていました。
そこでアロマセラピーを皮切りに日本発祥の整体などを学び、日本人の身体にあったフットケアを研究し、
ドイツ式のフットケアを元にオリジナルのフットケアサロンを逗子小坪で開業されました。
自宅の一室をご夫婦の手づくりで改装されたサロンはこじんまりとした落ち着ける空間。
床を張り替えたり壁を塗ったり、壁に貝を張り付けたりと、今でもイメージがわけば改装を繰り返されているそうです。
さて西村さんの話では夏の盛りが過ぎ、既にあちこちで秋は始まっていると・・・、
まだ夏の気分が抜けきらない今から養生することで循環が良くなるのだそうです。
西村「フットケアのポイントとしては足の裏が柔らかいということが大切です。足の裏が柔らかくなると〈暖かい〉という指令が脳にいきます。すると全身の循環が良くなるんです。さらに足裏が柔らかいと歩きたくなるので余計に循環がよくなる・・・という好循環が生まれるんです。」
では自宅でもできるケア、角質除去の方法です。
お風呂上りなど水分が保たれている状態で専用のやすりでこすります。指先からかかとまで全体に行います。
ゴシゴシではなく、足裏にやすりを当て肌と密着させて優しく動かすのがポイント。
取りすぎはNGですが、硬くなっているところは重点的にこすります。
優しくこすっても結構取れます!
毎日やらなくても大丈夫。
28日周期で肌が生まれ変わるのでそれにあわせると、ケアのリズムが作りやすくなります。
終わった後はクリームをしっかり塗りこんで保湿してあげて完了です。これからの季節は特にこの保湿が大切。保湿するだけでかなり違います。
ところで皆さんご自分のかかとの状態はいかがですか?
かかとは婦人科系の状態が現れているそうです。
かさかさだったり硬い場合は、婦人科系が不調だったり生理痛だったりすることが多いそうなので
かかとをよい状態にしておくことで生理痛などの改善も期待できるそうです。
サロンでは疲れなどの症状だけでなく外反母趾や巻き爪、タコ、ウオノメなどの悩みの相談にものってくれます。ひとりひとりにじっくり時間をかけて施術してくれるので1日に2組限定。サロンを訪れる半数の方は遠方から来られるそうです。
そんな西村さんのケア80分コースを体験してきました。
まずは足の重心チェック。シートの上に立ってシートに写った色の濃淡で今の状態を確認します。
そして足湯をしながら問診表に足の状態などを記入。それを元に軽い問診を受けます。
いよいよベッドに仰向けになって角質取りの開始です。
足の裏からわかる私の体の使い方、体調などを伺いながら、足裏全体の角質を40分くらい掛けて取っていただきます。優しいタッチでとても気持ちよく頭がボーっとゆるんで、なんともいえない良い気分でした。
角質が取れると次は足の関節のストレッチ。なんとこの小さい足に26本の骨が集まっているんだそうです。それを繋げる関節をストレッチしてバランスを整えていきます。足の指をそーっとひっぱてもらっている感覚でした。
最後はうつぶせになってふくらはぎと背中を軽くマッサージ。こうして身体全体を整えていただいて終了です。
終わった後自分の足の裏がふわふわになっているのにビックリでした。床を歩く感触もふわっふわっ。ただ歩いているだけなのに弾んでいる感じです。
西村さんの言う「自分の足で歩く」というのは、文字通りの歩くことだけではなく「自分の人生を自分の足で歩む」という意味も込められているそうです。確かにこんなふわふわの足なら人生も弾んでいけそうだと思いました!
データ
自然療法フットケア イチゴイチエ
住所 逗子市小坪2-11-9
電話 0467-67-0100
mail info@uonome.net
営業時間 9:00~18:00 完全予約制
参考料金
80分コース 8.000円(外税)
120分コース 12.000円(外税) アロマ整体、靴の診断サービス付き
150分コース 15.000円(外税) 足裏リーディング