池田通りにある自然食品のお店「陰陽洞」さん。逗子や葉山でナチュラルなライフスタイルを好む方にはすっかりおなじみの、有機野菜・オーガニック食品・合成添加物を含まない商品などを数多く取り揃えるお店です。創業は1977年。逗子の地にオープンしてから、なんと36年目なんだそうですよ。

お忙しく働きながらも家庭では 3人ものお子さんを育て上げた陰陽洞の福田妙子さんに「この夏の疲れを残さない、元気でいられる食事とは?」についてお話を伺ってきました!

【とにかく腸を冷やさないこと】

まず何よりもはじめに気を付けたいのは「腸の免疫を下げないこと」。これは具体的には「腸を冷やさない」ということだそうです。

アイスクリームなどはおよそマイナス20度。口から入って排泄される尿は体温に近い36度。マイナス20度の食べ物を36度まで体内で温める過程でエネルギーを多く奪われてしまう。内臓も冷えすぎては機能が低下します。

これでは季節の変わり目の疲労回復にエネルギーを充分に費やせなくなってしまいます。

 

また、お腹が冷える⇒お腹をこわす⇒腸内細菌が減る⇒免疫の低下、の図式。

「だから…極端なことを言えば、お腹の調子さえ良ければ大概のちょっとした病気は予防できるはずなのよ!」と福田さん。…なるほど納得です。

デトックスという言葉もよく耳にしますが、老廃物の排泄・排出にこだわり、行き過ぎてしまった場合は、小さなお子さんなど特に腸内細菌が極端に減りやすいので、結果やはり「免疫低下」へ。デトックスに関しては自分ひとりだけで判断せず、周囲の意見や情報を共有し、ほどほどの加減でやめることも大切ですね。

 

冷蔵庫の無かった時代には、川の水で野菜や果物を冷やし、「すいか+塩」「トマト+塩」など「水分を多く含む果物や野菜+適度な塩分」を同時に摂取して、体内の余分な熱を放出することが出来ていたのに、現代では「凍るほど冷たい温度の食べ物」を摂取して体内を冷やし過ぎてしまったりします。

また旬の食材は、熱い身体を冷やしたり、逆に冷えた身体を温めたりと、日本の四季に応じた栄養価があり、体調管理に一役も二役も買っていました。

当たり前に台所に「冷蔵庫(冷凍庫)」がある。家電の利便性は食の習慣や食材の役割も変えてしまった様ですね。

 

また季節の変わり目の気温の変化について行けず、さっそく体調を崩されてしまった方へ。食欲が無い時に何か少しでも口にしようかな…という場合、福田さんのおすすめは何といっても「みそ汁」だそうですよ。

お水に、砕いた干し椎茸と小さく切った昆布を入れて「昆布水」。これを常に冷蔵庫にスタンバイしておけば、忙しい食事の支度の際にその昆布水に好みの旬野菜を入れ、具材が一煮立ちしたら最後に味噌を加えるだけ…。

たったこれだけの手間で、ぱぱっと美味しくとても栄養のある「みそ汁」が完成です。

 

【乾物を見直そう】

切り干し大根、ひじき、春雨、きくらげ、高野豆腐、干しれんこん。これらを常備しておけば「ちょっとおかずを1品足したいな」と思った時にすぐに使えますし、栄養価が非常に高く日持ちがするので非常食としても優れています。
また小さなお子さんには「キャンプごっこだよ」と誘って、非常食の試食や、乾物を使った料理など、普段から食べ慣れさせておいた方が良いよ、とのアドバイスも頂きました。災害時はただでさえ不安でいっぱいになるのに、突然食べ慣れないものを食べなければいけないのは、誰にとってもそうでしょうが、特に小さなお子さんにとっては大きなストレスになってしまいそう…。

普段から乾物メニューの食卓への出番を増やすことは、ある種の家庭内での「防災対策」なのかも知れませんね。(笑)

 

インタビューの最後には、福田さんより「ご飯をつくって食べさせる、という主婦業(主夫業)にみんなもっとポリシーや誇りをもっていいはずなのよ!」との心強いお言葉。

温かい応援メッセージを贈られ、私も家事全般をもっと誇りを持って楽しんでみようかな〜?とワクワクし、夏の疲れもどこへやら〜、…すっかりやる気満々で帰路に着きました。

 

自然食品 陰陽洞

逗子市逗子6-2-5

tel 046-873-7137