我が家はネコを2匹飼っています。甘えん坊の彼等は家族のアイドル。しかし飼い主の外出が多くなると家の中でそそうをしてしまいます。ネコのトイレがあるのにわざわざソファーや布団の上でジャーッとやってしまうのです。ドクターによると寂しさのあてつけ、自分達に注意を向けさせたいということです。
先日は長女の学制鞄の上にその水たまりができていました!娘はカンカン。近くでのんびりごろ寝しているネコに思わず怒鳴りそうになると、すぐにこちらの殺気を感じて外へすっとんでいきました。もし捕まえたとしても、「どうしてやったか」「いつやったか」聞き出す事もできません。2匹のうちどちらが犯人か突き止める事もできません。やってはいけないと言い聞かせる事もできません。結局いつも怒る事を諦めて、再発を防ぐために頭を使うしかないのです。
さて、このネコを子どもに当てはめる事ができると思いませんか?子どものいたずらや反抗は、自分に注意を向けたいからだとはよく聞きます。そのいたずらを叱るよりもそうしてしまう子どもの気持ちを受け止める事が大切だと子育て本には書かれています。頭では分かっている事ですが、つい怒鳴ってしまったり。ネコにできてなぜ我が子にできないか。自分をよおく振返って感じてみました。
そうです。怒ったら子どもは良い子になると思っているからなのです。しかし、本当にそうなのでしょうか。
そこでかつて自分が子どもだった頃、親に怒られてどうだったのか記憶を巡りました。親に怒られるのは恐いし嫌なので、気を付けました。悪い事をしたと反省した事もありましたが、大概は怒られなければなんでもいいといった程度のものでした。私は怒られる事で良い子になったんだろうか。
自分が親になってみると、怒る事で大切なことを子どもに伝えようとしていることに気付きました。
果たして怒る事は効果的でしょうか。
怒る事でその行為をとめる事はできるかもしれません。けれど親の愛情や真意はあまり伝わらないのかもしれないのです。怒る事で伝わる事はなんだろう。怒り方によってはどうだろう。怒らないとしたら、どんな方法があるんだろう。
膝の上のネコを撫でながらそんなことを考えました。
そして私が伝えたい事を私自身がよく分かっている事、根気良く子どもにそれを伝え続けることが大切なのではないかと行き着きました。
しかし、我が家のネコちゃんたちのおそそう。こちらに効果的な対処法はないものですかね。