プレイリヤカーは市民協働事業提案制度で未就園児親子の野外あそびを開催している『葉っぱのひろば』と逗子市が協力して親子で外遊びをする場の提供をしています。
乳幼児と保護者が外遊びをするきっかけ作りを目的としているそう。
かわいいリヤカーにいろんな遊具を乗せ、市内のあちこちの公園を月に二回のペースで巡っています。
この日、プレイリヤカーはハイランド西ケ丘公園にやってきました。住宅地の中の児童公園としてはかなり広い感じです。すべり台、砂場、バスケットゴールなどがありました。
この日のお天気はうす曇り。時々は薄日が差す少し肌寒い感じです。
公園の入口に、手作りのプレイリヤカーの旗がはためいて子ども達が来るのを待っています。
遊びに来た子ども達はさっそく好きな遊具見つけて遊びだします。
寒さなんて関係ないという感じ。本物のお鍋やお皿などでおうちごっこをしたり、広い公園を走って滑り台に移動したり。
大人たちは特に口も出さないので、子ども達は本当に自由に遊具を使って楽しんでいるようでした。
少し人数が増えてきたので七輪でマシュマロを焼いて食べることになりました。
子どもも大人も串に刺したマシュマロを七輪の火であぶって食べます。
マシュマロを七輪の火であぶって少し焦げ目がつくと、あたりに甘い香りが広がりました。
ふぅふぅして口の中に入れたら暖かくてふわっとしておいしい!
寒い日にはあったかくて、遊びの合間に丁度良い感じ。
いつものおやつにちょっと手を加えただけですが、公園でみんなで食べると美味しいし楽しいな。
代表の村上さんはご自身のお子さんが小さい時、近くの公園でお友達と遊びたいと思って行っても子どもが遊んでいないことが多かったそうです。そして市で遊び場を作っているのは室内ばかりで違和感を感じていました。地域で気楽に行ける外遊びの場があればな~と思っていました。
その考えに賛同した『葉っぱのひろば』のメンバー達と試行錯誤して世田谷での活動を手本としプレイリヤカーをはじめたそうです。
プレイリヤカーでは自由に遊べる場作りをしています。
用意しているものは本物の調理道具、手作り黒板、チョーク、ダンボール、くれよん、自立するハンモック、手で描ける絵具。
また、夏は水遊びできるプールを持っていきます。
参加者はその時々で多い時もあれば、少ない時も。
子ども達は外でのびのびと自由に遊べる環境、一緒に遊ぶ友達がいることや、ゆったりしている母親の元でリラックスして遊んでいます。
いつもはあきてしまう事も、じっくり取り組んで色んな事をして過ごしています。
参加人数が少ない時もありますが、そんなときは一人一人とじっくり話せる時もあります。
世間話をする中でちょっとした悩み事を聞いたりするときもあり、少しでも心を開放するお手伝いができるのじゃないかと思っています。
笑顔で帰っていく姿を見ると、地域を地道に回って子育てを応援して行くこの活動をやってよかったと思います。
実際に来てくれたママ達からは「いつもさみしい公園に人が集う機会を作ってもらってうれしい。また来てほしい」という感想をもらって励みになっています。
ママ同士のたわいもない会話を交わす中で、いつの間にか気持ちがほぐれているよう。
やはり子どもと二人だけの時間が長いと大人と話したくなる気持ちもよくわかるので。
親子が満足そうに帰って行く時プレイリヤカーをやっていてよかったな~と思い、地域が子育て世代を応援していくことの大切さをいつも感じています。
今後のプレイリヤカーの予定
平成25年12月20日(金)池子 アザリエ南公園
平成26年 1月10日(金)桜山 中里児童公園