「愛着障害」って聞いたことがありますか。 『愛着障害』の著者で精神科医である岡田尊司氏によれば、不安障害、パニック障害、うつ、パーソナリティ障害、依存症と診断されている方の中に、愛着障害が絡んでいることが多いといいます。 これまでの治療や対処では改善しにくいケースほど、愛着の問題が潜んでいる場合があるそうです。 愛着の問題のある子どもや大人が、発達障害と誤診されるケースもあるとか。 不安定な愛着は、対人関係の問題、結婚や夫婦の悩みにも関係しています。 一方で、愛着に焦点化したアプローチによって、薬等による医学モデルでの治療でうまくいかなかった深刻なケースが劇的に改善しているそうです。 近年、脳科学の進展とともに、日本でもやっとクローズアップされてきた愛着問題。 欧米では、児童精神科医のジョン・ボウルヴィや臨床心理士のデイビット・J・ウォーリンらが取り組んできました。 愛着は、幼少期の重要な養育者(主に母)との関係の中で育まれます。 「本音を抑えて人に合わせることに脊髄反射してしまう」 「〈いい人〉でないといけないと思ってしまう」 「相手のNoに強烈に傷つき見捨てられた感じがしてしまう」 「親密な関係や、同じパターンで怒りが出てしまう」 「人と関わることにいつもさざ波のような不安や苦痛がある」 「相手の顔色ばかりが気になってしまう」 「居場所がないと思ってしまう」 など… 戦後日本では、「いい子であること」「がまんすること」「忖度(そんたく)すること」が、美徳とされてきました。この教育方針は、心の解離やパーソナリティ障害などをじわじわと引き起こし、生き辛い人生を歩んでいる人たちがいまなおいます。 安定した愛着は、人間が等身大の自分らしい納得のいく人生を歩んでいくうえで、また、他者との絆ある関係を築いていくうえでも、とても大切なものです。 この勉強会では、愛着と愛着障害について全体的に知るとともに、安定した愛着を築いていくためのアプローチについてお伝えし、安定した愛着を再構築する関係療法のエッセンスについてもご紹介します。 安定した愛着は、大人になってからでも、いつでもつくり直しやり直すことができます。 専門的な知識を、噛み砕いてわかりやすくお伝えします。ご自身のことに取り組みたい方、子育て中の方、初心者の方、専門家の方もお役立てください。

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イベント開催日:2019年11月30日(土)〜2019年11月日(土)

イベント開場時刻:12時45分

イベント開始時刻:13時00分

イベント終了時刻:15時30分

会場:ウォルプタスの家(葉山町)

住所および交通アクセス:葉山町上山口

駐車場・駐車場のご案内:無料駐車場有(ご案内しますので、お問い合わせください。)

参加費(税込価格):2,000円(ハーブティ、資料代込)

事前予約の有無:事前予約要

お申し込み方法:

yoyaku@tsukitotaiyou.net まで、①お名前、②ご連絡先を明記のうえ、お申込みください。

イベント詳細URL:https://tsukitotaiyou.net/free/class

その他:

○遠方の方、ご参加が難しい方向けにプラス1,500円でUSBでの受講&郵送可能です。
○ナビゲーター○ 翁川花伊子(関係療法・家族療法カウンセラー/社会学博士/日本福祉大学など歴任)

主催:さんごの暮らし相談室 月と太陽

お問い合わせ:

yoyaku@tsukitotaiyou.net